しずく・そら②組

2025.06.05

5月に担当保育士が決まり、保育士と毎日のやりとりを通して関係性を築いていく中で、安定した生活が送れています。

情緒が安定すると、周りの環境に目を向けることも増え、日々の探索活動も広がっています。

今月は保育室にはどんな遊具があるのか、遊びの様子を交えてご紹介します。

 

パスタケースにカラーチェーンや花はじきの出し入れをしています。

チェーンには様々な長さがあり、長さによって入れる位置を変え、1本入るごとに、側で見守っていた保育者の顔を見上げて嬉しそうに笑っていました。

この出す・入れるという機能練習遊びを繰り返すことで、目と手の協応がより促され、スプーンでの食事や衣服着脱のこまかな操作に繋がっていきます。

また、具材や容器の種類を豊富にすることで、子どもたちのやってみたい気持ちを掘り起こせるようにしています。

 

 

棒状のお手玉をまな板で切っています。

お手玉の向きを揃えて並べる、隙間が生まれないようにするなど、並べ方にもこだわりが感じられるようになるのも2歳頃からです。

トン、トンと丁寧に包丁を扱う仕草が印象的でした。

 

 

こちらは製氷皿という容器を用いて、穴に1つずつ遊具をつめています。

写真のお子さんは左端から順につめていました。この時期は、左から順番に…右側から…と順序にもこだわりが見られます。

この丸い遊具はフィルムケースキャップを2つくっつけたものをフェルトで包んでいます。

子どもたちにとても人気の遊具で、ケーキのトッピングや果物、クッキーなど様々な食べ物に見立てて遊んでいます。

2歳を迎える頃になると、身近な人の真似も増え、より具体的な遊びをするようになるので、キッチンや冷蔵庫などご家庭にあるものも設置しています。

下の写真は、保育士が誕生会に出したケーキの後片付けでお皿を洗っていると、「○○ちゃんもやってみる!」とスポンジを手にとりお皿洗いを真似ている様子です。

泡を立てたようなスポンジで、皿を落とさないように慎重に洗っていました。

自分がやってもらったことを遊具を介して再現するようにもなるため、お世話遊びができる環境も整えています。

こちらのお子さんは、人形を1人ずつベッドに横にさせると「ねーねー」とお腹をトン、トンとしたり、ベッドを揺らしたりして寝かしつけをしていました。

時折人形に向かって話しかけたり、歌を口ずさんでいるのかな、と感じる場面もありました。

1歳児は言葉も出始める時期なので、簡単なイメージを育み、より遊びを深められるような遊具を選んでいます。

お世話、ごっこ遊びの中には身に着けられるものとしてネックレスやブレスレット、靴下リングやスカート・ズボンといった衣服もあります。

こちらのお子さんはネックレスを何連にも重ねてつけ、カゴのネックレスを全て身に着け終えると、バイバイと手を振って保育者にタッチをしていました。

その様子はどこかにお出かけをしているように見えました。

様々なものを身に着けることによって、身体の部位を認識すること、使い方が分かるようにもなっていきます。

 

BLOG一覧に戻る