2025.05.15
あさひにじやまびこ
今年度、3歳以上児クラスに進級・入園した子どもたちの様子をお伝えします。
あさひがおか保育園では、ジープやスカイライトといった4輪車に乗るための免許を交付しています。
にじ組(4歳児)になった子どもたちは、4月から免許交付に向けて教習と練習を始めました。
こちらは、保育士が4輪車のブレーキのかけ方を見せているところです。乗り方、椅子の動かし方、ブレーキのかけ方などを一つひとつ確認したら、いよいよ練習です。
自分の足がちょうどペダルに当たるように、椅子の位置も自分で調整します。どの位置だと乗りやすいか、何度も確かめています。
足が空回りしてしまってスムーズに進まなかったり、方向転換に苦戦したりもしていますが、外遊びの時間になると一目散に園庭へ向かいます。
やまびこ組(3歳児)の子どもたちにとっては、the四季笑子(ざしきわらし)という名の大型遊具や築山に登るのも初めての経験です。
ある日、こんなことがありました。やまびこ組の一人が築山に登ろうとしては途中ですべってしまい、悔しくて泣いていたのです。その様子に気づいたあさひ組(5歳児)の子どもが、助けようとし始めました。
「どうすればいいかな?」「そうだ、上から手を伸ばせばいいのかな」と試行錯誤しているとにじ組(4歳児)の一人も気づき、手伝い始めました。
ただ、腕を引っ張ると肘が抜けてしまう危険もあるので、保育者が「腕は引っ張らないようにしてね」と声をかけたところ、おしりを支えてあげていました。
「こっち側から登ったらいいのにな」「こっちだよ、こっち」とあさひ組の子どもは傾斜がゆるやかな方を教えようとしますが、なかなか伝わりません。それでもあきらめず、何度も挑戦していました。
そして、やまびこ組の子どもがようやく山の上に登ることができると、上の組の子どもたちが「よかったね」と言うように頭をなでてあげたのです。異年齢の関わりの中で、様々なことを感じ、学んでいるのだなあと、一部始終を見ていた保育者はつくづく思った次第です。