2025.12.25
今月も保育室の遊びをご紹介します。
12月初旬保育室に、クリスマスツリーやリース、サンタや雪だるまを飾りつけました。
飾りに気づき、「あ、サンタさんいるよ」「キラキラきれいだね」と、子ども同士、保育者とやりとりを交わしていました。
キッチンにクリスマスケーキのメニュー表を置くと、「これ、おいしそうだね。こっちもたべたいなー。」と、イメージを膨らませて眺めていました。
メニュー表を見てピンクのロールケーキを選ぶと、同じピンクの皿、コップ、スプーンを用意します。
保育者が、どんな味か聞いてみると、「んーとね、ピンクはいちごで、こっちはぶどうあじなの」と説明をしていました。

こちらのお子さんは、逆さまにしたグラスにロールケーキをのせています。
よく見てみると、グラスの周りにはフィルムケースキャップ、お皿の外側に沿うように細長いお手玉も並べられています。
具材の盛り付け方にもこだわる姿が見られます。

保育室には大きなマットがあり、子どもたちの休息や人形の寝かしつけスペースとして活用しています。
マットをベッドに見立て人形を寝かせると、人形ひとりひとりに毛布をかけました。
最後は自分が仰向けになり、「ねんね~ねんね~」と、自身のお腹をトントンと優しく叩いていました。
自分がしてもらったことをお世話遊びを通して再現することも増えました。

11月の内科健診、12月の歯科健診が終わり、その経験を再現できるようお医者さんごっこができる環境を保育室に作りました。
患者さんとなる人形を寝かせると、聴診器を当てる、体温計を脇に挟んで熱を計る、腕や足に注射を打つ、お薬を処方して飲ませるといったさまざまな診察が行われていました。
1歳児のお子さんは人形に対しての診察が多いですが、2歳児のお子さんの遊びになると、お医者さんと患者さんに分かれて、「きょうはどうしましたか?」「おなかがいたいです」といったやりとりも聞かれています。
また、「ねつがあるので、ここ(おでこ)につめたいのはってください」や「のむおくすりください」と、診察のリクエストも出ていました。


棒状のスナップボタンで眼鏡を作ることがクラスで流行中!
2歳児の子どもたちから始まった遊びですが、その様子を見ていた1歳児の子どもも真似ています。
かけることはまだ難しいようで、「やって~」と保育者を頼り、眼鏡をかけた姿を鏡で確認すると、「かっこいいでしょ」とお子さん同士で微笑み合う様子が微笑ましかったです。
写真のお子さんはいつもとは少し違う形の眼鏡を作り、顔の中心に合わせてレンズから覗いていました。

遊びを通して指先を動かせるように、ボタンかけの遊具もあります。
こちらは1歳児のお子さんですが、初めは穴にボタンを通せずもどかしさを感じていました。
写真は、そこから試行錯誤をし、ボタンを留める、外すことができた時の表情です。
ボタンをかけられたものがテーブルに増えてくると、「できた」と喜びが笑顔として表れ、ボウルが空になるまでボタンをかけ続けていました。
ボタンの大きさも様々なものを用意し、少し頑張ったらできるといった最近接領域での遊びを促す環境を整えています。
