2025.09.29
今月も、どんな遊びをしているか、子どもたちの様子をご紹介します。
スイッチやカラビナ、ファスナー、鍵がついている壁面遊具を先月下旬から新たに出しています。
なんだろう?と興味を持って、押す、引っ張る、回す、つまむといったいろんな手指の動きがみられていました。
こちらのお子さんは、鍵に興味を持ち、鍵穴に差し込もうと何度も挑戦していました。
持ち方を変えるなどさまざまな試行錯誤を経て、初めて鍵を差し込めた時に、近くにいた保育者に笑顔を向けている場面です。
試行錯誤を何度も重ねたからこそ、喜びが溢れている様子が表情から伝わってきました。
遊んでいる様子を保育者が写真に撮っていると、遊具のスマートフォンを手に取るお子さん。
シャッターを押すような仕草をして、画面を覗き込み、どんな写真が撮れたかを確認している様子です。
この表情はきっと素敵な写真が撮影できたのでしょうか。
身近な大人の行動を真似る姿も多くなり、遊びの幅が広がってきていることが日々感じられます。
ドレッサーにはヘアバンド、ブラシ、口紅、化粧水、ドライヤーと身だしなみを整えるごっこ遊びの遊具を揃えています。
こちらは2歳児のお子さん同士でのやりとりの様子です。
口紅やアイシャドウを顔のあらゆるパーツに何度も重ねて塗り、座っているお子さんが席を立とうとすると、「ここ、ここ」とまるでまだメイクが終わっていないことを伝えているようでした。
積み木コーナーにも新しい積み木が加わりました。
登園後にその変化に気づくと、「これ、これ」と保育者に仕草で伝え、気づいたことを共有しようとしていました。
早速カゴから出し積み木を並べる時には、色と向きを揃えるところが印象的でした。
積み木を並べる動作も、手の平全体で掴む動きから、指先で微調整をする姿に変化してきています。
子どもたちに人気の1つでもあるこちらの遊具は、積み木にボタンがついており、繋げることができます。
当初は繋げることに熱中していたお子さんも、今では作りたいものの特徴を捉えてパーツを選び、「くるまつくる」「しょうぼうしゃだよ」と自分がイメージするものを作るようになりました。
遊びを通して1人ひとりが表現しようとすることを温かく見守り、「もっとやってみたい」といった更なる遊びに繋げられるように関わっています。
汽車セットでの遊びが好きなAさんは、さまざまな形のレールを繋げて、連結させた汽車をしばらく走らせていましたが、「トンネルつくる」と新たな遊びを思いついたようです。
レールを挟むように両側に積み木を置き、最後に屋根となる積み木をのせることを何度も繰り返し、長いトンネルができあがっていました。
レールが曲がっているところもある為、屋根の部分が落ちることがあり、「もう、なんでおちちゃうの」ともどかさしさが表情に現れることもありました。
「せんせいてつだって」と助けを求めるやりとりもあり、どうしても完成させたい、という強い気持ちが伝わってきました。