2025.12.10
今月は積み木での遊びを紹介します。
少し重みのあるM積み木を、始めは円柱、次は長方形と、同じ形を箱から選びながら積んでいます。
積み木を両手でしっかりと握って真剣な眼差しを向ける姿に、近くで見ていた保育者も、心の中でエールを送っていました。
1歳児のこの時期は、「自分が」「自分で」と主張も強くなる一方で、上手くいかないことは身近な大人の力を借りながら、少しずつ気持ちの立て直しもできるようになっていきます。
その姿は積み木遊びでも見られます。

キラキラと宝石のように輝くパーツが埋め込まれた積み木を、積み木が合うちょうどいい幅の場所を見つけて積んでいます。
踵を浮かせ、腕を伸ばし全身の筋肉を使って、自分の手の届くところまで高くしていました。
子どもたちは遊びの中で、遊具の大きさや長さ、形を合わせて遊ぶことも増え、ぴったりや同じことが心地いいと感じています。

正方形のフェルト積み木を重ね、デコボコとした場所に「ブーン、ブーン」と車を走らせていましたが、しばらくするとお子さんが積み木の上を歩き始めます。
不安定なところを足の指を曲げることや、両手の上げ下げで身体のバランスをとり、慎重に足を進めていました。

とある日、保育士が長方形のフェルト積み木で四角形を作り、中にお手玉人形を入れて家を作っていたところ、「〇〇(名前)もやってみる!」とその隣で作り始めました。
小さいもの、大きいもの、五角形とさまざまな形の家が次々に出来あがっていきました。
最後にはその囲いの上に大きな正方形の積み木をのせていたので、保育者は、お家の屋根を再現しているのかなと感じました。

今月から「ハニカム」という蜂の巣の形をし、断面がギザギザとした積み木を出しました。
そのギザギザとした形を利用して、積み木同士をピッタリとくっつけて隙間を埋めるように並べるを繰り返していたお子さん。
「ギザギザ」「ピッタリ」など、積み木の見た目や自分のやっていることを、言葉で表していました。

保育室にはお子さんの関心が高い、乗り物や食べ物などの写真をアルバムにしたものがあるのですが、そのアルバム写真を通した子どもたちのやりとりを最後にご紹介します!
始めは左側のお子さんが、果物のアルバム写真をみて「これはメロンだね」と確かめるようにめくっていました。
その後近くにいたお子さんに「これはなんでしょうか?」とクイズを出しました。
クイズを出されたお子さんが「みかん」と答えると、「せいかーい!じゃあこっちは?」と尋ね、答えるのやりとりが盛り上がっていました。
その様子を見ていた他のお子さんも、楽しそうな雰囲気を感じて、「なにしてるの?」とやりとりに参加していました!
